2012年11月7日水曜日

宮﨑駿、文化功労者に選定。

文化の日には今年度の文化勲章親授式があり、休日をはさんで5日は文化功労者顕彰式であった。
宮﨑駿の書面でのコメントは次の通り(日テレNEWS24、nikkansports.com等より)。
「アニメーションも映画です。映画は常に文化を破壊し、損ねる可能性を持っています。いつも危うい道のりに立っていると自戒し、浮かれないことにします」

さて当日、様々な期待をよそに、宮﨑駿は「仕事の都合」で式を欠席。松本幸四郎も同じく欠席した。
同日午後、恒例となっている、天皇、皇后両陛下が文化勲章受章者・文化功労者を招かれる茶会(とはいえフルコースの午餐)も、あわせて欠席した。
前作『崖の上のポニョ』では今の時期、絵コンテは未だ終わらず、撮影済カットも500程度しかなかった。
前作は中長編で1100カット余り。原作、題材の複雑さから推測するに、『風立ちぬ』の上映時間は2時間以上、少なくとも1200カットは超えてくるはずである。
例によって、宮﨑駿の制作スタイルである、絵コンテ・制作同時進行だとすれば、いつも通り切迫しているのではないかと考えられる。
とはいえ、前作からはや4年。『ポニョ』よりも一層、作画面での無理はきかなくなっているだろう。制作スタイルを微妙に変化させているかもしれない。
体力気力の減衰を考えると、右腕と頼む作画監督が何本もありそうである。

今日(7日)削除されたが、高畑勲の新作の作曲家が、所属団体のサイト上にその旨明記していた。
(10月27日採取のキャッシュより)


当事者の意思を尊重して言及しないが、一応、製作は順調に進んでいると考えてよいだろう。

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